原則として、給与は停止となりますが、育児休業給付金の支給に加え、社会保険料等が免除されます。
給与支給月全1カ月休暇を取得しない場合は、給与が支払われますが、40%の給与歩引きが発生します。また、日立ハイテクでは歩引きなしの育児休暇制度もあります(子が1歳になるまで、子1人につき5日間。歩引きあり育休との併用も可)。
しかし、公的補助により、産休に対しては出産手当金、育休に対しては男女ともに育児休業給付金が支給されます(育休開始から6カ月までは休業開始時の67%が、6カ月以降については50%が支払われます)。ただし給付金には上限があり、育休開始から6カ月までは310,143円、6カ月以降については231,450円となっています。(令和5年8月現在)。
また、産休・育休中は社会保険料等が免除されるため、一般的に育休半年までは「給与手取りの実質80%」が収入として入ってくると言われています(状況によって異なります)。
ただし、各給付金の支給開始まではタイムラグがあり、育児休暇給付金は原則2カ月分がまとめて支払われるため、注意が必要です。
会社制度一覧
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制度概要 |
給与 |
育児休暇制度 |
出産(予定)日から子が小学校1年修了時までの期間、通算3年間を限度に必要な期間。
「連続」「1日」「半日」単位。取得回数の上限なし。 |
停止
※1日~末日までの全1ヶ月取得の場合 |
一部歩引き
※1ヶ月未満の取得の場合 |
育児休暇制度
(歩引きなし) |
子が1歳になるまでの期間で、子1人につき5日間。
上記育児休暇との併用も可。
「連続」「1日」「半日」単位。 |
歩引きなし |
会社の制度以外に、下記の公的補助があります。
[日立健康保険組合の制度]
出産で仕事を休む場合に出産手当金(給与の3分の2)を支給。
子どもが生まれたあと、出産育児一時金、家族出産育児一時金(子1人につき42万円)を支給。
出産育児一時金(家族出産育児一時金)が給付されるまでの間、出産費用の貸付を行う出産費貸付制度もある。
[社会保険料の免除]
産休中・育休中は、健康保険(介護保険含む)、厚生年金保険の保険料が免除される。
さらに詳しく産休・育休中の収入について知りたい方は、「収入シミュレーション」をご利用ください。